
「そう、貴様のような平和ボケした甘ちゃんには出来ない、本物の戦いだッ!」

スポーツ的な魅せる戦いが主流(と思われる)ガンプラバトルの世界で、勝利だけを追求した冷徹なバトルスタイルで異彩を放っていた、レナート兄弟の愛機、ジムスナイパーK9です!
所謂嫌われ役に近いポジションでしたが、二重三重に張り巡らされた戦術によるストイックな戦い方もあり、18話の対メイジン戦をBFのベストバウトに挙げる人も少なくないです。(*´▽`)

ジムスナイパーUをベースに、胴体周りに増加装甲を施し、多彩な銃器と、自走砲となるK9ドッグパックで武装されています。
元キットが比較的新しいので、可動やプロポには問題なし…と思いきや、太腿のホルスターが干渉して股関節は動かしづらく、スッポ抜けやすくなっています。(;´▽`)

新武装として大型のビームスナイパーライフルを装備。
でかすぎて構えるのが困難なくらいです(笑)。
KPS素材製で、フォアグリップが可動する他、一脚のバイポッドを展開する事もできます。
18話ではアビゴルバインのビームサイスを受け止めていたので、ビームコーティングされていたのかも?

こちらはジムスナイパーUと共通のスナイパーライフル。
ビームか実弾か設定が曖昧で、HGUC化に伴い実弾という設定が定着したかと思いきや、本機ではビーム仕様(笑)。
K9ドッグパックを独立可動させている時は、これがメイン武装となります。

太腿のホルスターにはビームガンを装備。
これのために新たに左の銃持ち手が付属します。
問題のホルスターは太腿と股関節の間に挟むようにして固定されているので、外れるのが鬱陶しく感じたら、加工して直接太腿に接着してしまった方がいいかも…?(^^;
もしくはホルスターを可動出来るように改造し、可動に合わせて逃がせるように出来るのが理想ですが、太腿は可動部が集中してるし、ホルスターも銃を収納するスペースが必要だし…難しい。(;´▽`)

胴体の右側のダクト(?)にはヒートナイフを固定するホルダーを装備。
ヒートナイフは劇中未使用ですが、トラップ作成や壁に突き刺して足場代わりにするなど、多目的な使用を想定しているとか。
ビームサーベルは原型機通り、リアスカートに二本装備。

オプション装備として、原型機と同じブルパップマシンガンとシールドも付属しています。
マシンガンは未使用でしたが、シールドは後期OPでさり気なく装備していました(笑)。

本機のウリ、K9ドッグパックは本体から分離し、ビームスナイパーライフルと合体、ボールポリとKPS素材で四肢が可動する自走砲へと変形します。

劇中での通称はハウンド。
四肢の可動は癖があり、慣れるまではポロリしやすいですが、よく動きます(笑)。

18話のケンプファーアメイジング戦では、本体とこのハウンドを利用した挟撃で、今までのバトルとは全く違う泥臭い戦いを見せて(魅せて)くれました。(*´▽`)

更に後部コンテナは分離可能で、内部には1/144のジオン兵フィギュアを数体収納することも!
ジオン兵フィギュアは新規ランナーではありますが、設計はザク地上戦セットのものと同一のようで、劇中のような飛行状態のフィギュアは残念ながら無し。
アニメへの登場とキットの発売日が連動していたので、キットの設計段階ではジオン兵をどう使うのかが決まっていなかったのかもしれませんね。(^^;

そして、あらゆる策を張り巡らせた先にある最後の切り札こと、EXAMシステムは、ホイルシールによる通常状態との選択式。
…なので、秋葉イエサブで頭部単品を買ってきました(笑)。
同じことを考えている人は当然多かったようで、何度も通ってようやく発見しましたし、値段も他キットの頭部より高かったですw

ストーリー的にここでメイジンが負ける訳ないから、負け試合なのは誰もがわかっていた筈なのに、劇中の人物だけじゃなく、視聴者にまで「あれ…?メイジン負けちゃう?」と思わせる圧倒的強さと、それを表現した脚本にただただ感服です。(*´▽`)

因縁のケンプファーアメイジングと一緒に。
レナート兄弟の思想が二代目メイジンからの影響で、二代目がどういう人物だったのかを、その後の22話で説明する流れも良かったですね。

ジムスナイパーUとも並べてみました(写真はプレバン限定のWD仕様)。
武装は勿論互換性有りです!

おまけ。
「あ、兄貴、これは…」
「見ればわかるだろ、パンジャンドラムだ。来年の世界大会用の切り札だ」
「(ボビンだよなこれ…)」
「これでメイジンもジュリアンも一網打尽よ」
「兄貴…」
レナート兄弟だったらパンジャンドラムだって脅威の自走兵器として使いこなしてくれるハズ(^q^)
総評:★★★★ 股関節が惜しい!ほんと惜しいです…大好きな機体なので★4つは心苦しいですが、狙撃系の機体は割りと股関節の可動が大事なので、結構な痛手なのです…。
逆に言えば、ここ以外はシールが多目なくらいで特に問題点は無く、元キットの非常に高い完成度を引き継いでいます。(*´▽`)
2015/04/12作成
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